1、2年次の目標は基礎学力の定着です。英語の要となる「論理・表現」の授業では3年間習熟度別の少人数クラスで生徒一人ひとりのレベルに合った学習をしていきます。
「論理・表現」の授業は日本人の先生が教える授業とネイティブの先生による授業に分かれており、より実践的な英語力を身につけることができます。また「英語コミュニケーション(Ⅰ~Ⅲ)」では英文読解や異文化理解の授業を行います。3年次では主に大学受験用のテキストを用いて入試に対応できる力を養っています。週に2回、朝に英単語テストを実施し、年に一度は全員で英検を受験、そして学期ごとには英単語コンテストを行うことで英語力の向上を図っています。
近年はテクノロジーが発達し、外国語学習の方法も多様になってきました。このテクノロジーを利用して生の英語を取り入れた授業をしています。AIが発達している現代で、高校での語学学習に励んだ経験はきっとこれからの人生に大きな影響と広がりを与えるでしょう。勉強は楽をしてできるわけではありませんが、勉強した分の力がつくよう一緒に学んでいきましょう。
国語とは、現代社会の中でより豊かな人生を歩むために学ぶものだと私たちは考えます。1年次は、「現代の国語」において評論から、「言語文化」において小説から、それぞれ問題意識を育てると同時に、「言語文化」において古文や漢文にも触れることで、国語の総合的な土台を養成していきます。2年次以降は1年次に「言語文化」として同じ科目になっていた小説と古典を「文学国語」と「古典探求」に分けることで、各領域においてより深い理解を促します。テキストを重視し、「じっくりと読む力」を定着させ、「時間をかけえて読むことの大切さ」を説いていきます。また、俳句大賞への応募や全校百人一首大会を実施したりなど、様々なことにチャレンジしてもらいます。
他人との関係性が多様化していると言われる現代で、私たちは自分に関係があることとそうでないことを無意識のうちに選別しているようです。世界で起きていることを自分のこととして捉え、問題意識を持つこと。その上で、特定の立場や論理に縛られずにものごとを考えていくこと。その力を身につけるのが現代文を学ぶ意義であり、これからの私たちの責任だと考えています。
1年次は現代社会の様々な課題と向き合う「公共」で、社会的な見方・考え方を養います。2年次は、「政治・経済」で現代の政治や経済、国際関係などについての基本的な知識を身に付けると共に、近現代史を中心とする「歴史総合」を学び、世界と日本の繋がりを大きな流れの中で把握します。3年次は「地理総合」で、GIS(地理情報システム)の活用方法やプレゼンテーション能力を身に付けます。また、文系コースでは「世界史探究」「日本史探究」「政治・経済」から選択した1科目を、大学受験も見据えてより深く学習します。それぞれの授業では知識の習得だけでなく、グループワークやディスカッションを通して、必ずしも正解があるとは限らない諸問題に取り組むことで、自分の意見を持ち、発信する能力を培っていきます。
社会科の学習は出来事や人物を覚えるだけではありません。地理総合では人々の暮らしを「空間的」視点から観察し、歴史総合では時系列で「過去」の出来事を学び、公共では「現代」社会の諸問題を話し合います。どの科目も視点は異なりますが、私たちの「未来」を考えることが社会科の魅力です。これからの生き方を見つける手がかりを一緒に探究しましょう。
1年次の「科学と人間生活」では日常生活と関連付けながら、知識や考え方だけでなく、「自分で調べる力」「協力して創り上げる力」「表現する力」を身につける授業計画となっています。2年次以降は「物理分野」「化学分野」「生物分野」の専門分野に分かれ、自然現象を『観察する力』『考察する力』を養うことに重点を置き、「仮説⇒実験⇒理論化」という科学の基本的な手法に沿って展開します。実験では観察できないような現象についてICT教材を用い視覚的にとらえる機会を増やすことで、『観察』『考察』の実践を行うことができます。その後、基本問題から入試問題まで演習量をしっかりと確保することで、受験に対応できる能力を身につけます。
「動物はどうして酸素を吸うの?」など当たり前の現象に疑問を持ったことはありますか?理科の面白さは、日常に溢れる現象を「なるほど!そういう仕組みだったのか!」と理解する瞬間だと思います。つまり、理科で一番大切な教材は皆さんの「なぜ?どうして?」です。
教科書だけではなく、生徒の好奇心を大切に、ICTを利用した調べ学習やプレゼンテーションにも取り組みます。みなさんの疑問をお待ちしております。
2022年度からの新課程では数学的に考える資質、能力の育成がテーマとなりますが本校の数学の授業では特に読解力(問題を読み解く力)、論証力(問題を分析し解決する力)、表現力(図や表、数式を用いて表現する力)を重視しています。ただ公式を暗記して問題を解くのではなく、なぜその公式が成り立つのか、なぜその公式を使うのかなどを一人ひとりが考え、問題解決的に進めていくことで、論理的に考える力が身についていきます。さらに本校ではオリジナルの予習動画を用意してあり、授業ではアウトプット中心の反転授業となりますが、生徒一人ひとりのレベルに合った習熟度別授業により数学を苦手とする生徒のフォローも行っています。
ただ問題を解くだけではなく、疑問を持てるようになると自然に公式も身についていき、数学という学問が面白くなっていくと思います。錦城学園では、そのような思考を育んでいく授業展開を行っています。中学時代まで数学が苦手であった人も、授業を受けていくうちに得意になっていく人も少なくありません。間違いを恐れずに自信を持って解答を出せるようにサポートしていきます。
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